理事長御挨拶

川村前理事長の後を受けて、2016年度よりNGO UBPI理事長に就任させていただきました。今後ともNGOの活動にご支援をお願いいたします。

NGO UBPIは活動報告にあるように、この数年間かけて東南アジア、特にミャンマー、ベトナム、カンボジアを中心に血液透析の支援・普及・教育に携わり一定の成果を挙げてきています。地域差はありますが、各地で確実に透析療法が展開され腎不全対策の一翼を担っているものと考えます。更に、各国の腎臓・透析関係の学術団体との連携も深まってきています。また近年は未だ腎不全医療が不確実なラオスにも関係を広げてきております。

国内では、日本透析医学会(Japanese Society for Dialysis Therapy: JSDT)国際学術交流委員会を中心として、これら各国よりの参加者を得てセッションを開催しております。またJSDT「発展途上国の若手医師およびコメディカルスタッフ支援小委員会(山下明泰委員長)」が設立され、国内施設での教育プログラム確立と来日透析スタッフへの支援を行っています。このプロジェクトを更に展開することにより発展途上国の透析医療の確立が得られるものと考えています。また、日本腎臓学会(Japanese Society for Nephrology: JSN)の支援のもとに、アジアパシフィック腎臓学会(The Asian Pacific Society of Nephrology : APSN)や国際腎臓学会(International Society of Nephrology : ISN)とアジアの発展途上国との連携の橋渡しも模索しております。

これらの活動を通じて、確実に日本とアジアを中心とする発展途上国との連携が構築されてきています。しかし、これらの発展途上国はいずれも猛スピードで経済発展がなされており、われわれの支援・援助がいずれは必要なくなります。その時こそNGO UBPIの目的が達成されたと思います。大切なことは、現時点ではアジア諸国は政情が安定し国民の平和が維持さています。この戦災のないことが医療の発展に最も重要であり、世界平和の尊さが強調されます。

NGO UBPIも世界平和のために微力ながら活動を行っていきたいと思っております。

NPO法人 いつでもどこでも血液浄化インターナショナル
NGO Ubiquitous Blood Purification International
理事長 川西秀樹